リビングヘリテージと文化的景観
〜生きた遺産としての地域景観の価値創造と保全
文化的景観は、リビングヘリテージの①と②の両方の意味もあわせもつ遺産です。
ユネスコの世界遺産では、「文化的景観」の定義を「自然と人の共同作品」としており、自然に対して人が働きかけた結果として創り出されたあらゆる景観をさす非常に広い概念と言えます。また日本の文化財保護法では「地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの」とされています。
観光振興をめざす地域にとって、地域の魅力の総体を景観という目に見える形で価値付けできるこの文化的景観の考え方を導入することは、観光目的地としてのイメージ(デスティネーション・イメージ)を確立し、地域内外にアピールする絶好の手法であることに気付いてもらいたいと考えます。
