西山徳明ウェブサイト

エコミュージアム

〜コミュニティを基盤とした遺産保護のための観光開発

 エコミュージアムは、1970年代のフランスで始まった、地域を「屋根のない博物館(展示室)」と考える博物館活動です。住民みずからが、科学の目をもった学芸員とともに、地域の歴史や自然、文化、産業を物語る遺産を発掘し、その大切な遺産を現地でありのままに、あるいはさらに磨きをかけて展示します。遺産を調べ、学び、見出した価値や意義を、自分の言葉で解説(インタープリテーション)することで、自分の地域の魅力を再発見します。そしてこのエコミュージアムに訪問客を受入れ、遺産を介して訪問者と交流することで、アイデンティティの強化や郷土愛が醸成され、観光を通じた経済活動につなげることもできます。  本家フランスでは、経済活動とは無縁のエコミュージアムもありますが、世界中の多くの事例では、地域の生きた遺産(リビングヘリテージ)を住民が主体となって保護しながら進める優れた観光開発の手法として用いられています。私たちは、とくにコア(学芸活動と情報の拠点)/サテライト(現地の遺産そのもの)/ディスカバリートレイル(サテライトを巡る回遊路「発見の小径」)の仕組みを有するエコミュージアムを、国内先進地域で展開すると共に、JICAの観光開発国際協力プロジェクトを通じ「日本型エコミュージアムモデル」としてアフリカ、中東、南太平洋、南米に技術移転してきました。

エコミュージアムプロジェクト

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